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2009年7月19日 (日)

価格形成?経費調査?

数字のひとり歩きを危惧。


農林水産省
平成20年食品流通段階別価格形成調査(水産物経費調査)結果の概要-水産物の流通段階別経費、価格形成の状況-
http://www.maff.go.jp/j/tokei/sokuhou/dankai-sui2008/index.html

この数字に対してどうしても違和感があったので、試算の前提条件を見ての疑問(最初違和感の理由がハッキリ分かりませんでした)。

本調査は、同一の品目を各段階毎に追跡する調査ではないが、対象市場へ出荷又は同市場等から仕入を行っている対象を選定していることから、(ア)産地から小売まで一連の価格形成が行われているとの前提を置き、(イ)更に各段階の販売・仕入金額は一致するものと仮定し、産地出荷価格、仲卸価格及び小売価格は、それぞれの段階の仕入金額に平成20年直近の決算期間(仲卸段階及び小売段階においては、平成20年10月(1か月間))の仕入金額と販売金額の比率を乗じて各流通段階の販売価格を試算した。なお、産地出荷経費、仲卸経費及び小売経費は、各段階の価格差を経費等とした。


■一つ目は、調査対象が無作為でなく、対象10品目についてつながりのある業者を意識的に選定している点。


■二つ目は、この段階を経た流通のみを前提にている点。
平成16年食品流通構造調査によると小売における仲卸経由の割合は3割しかないようです。
図5 食品小売業における水産物(国内産及び輸入)の仕入先別仕入量割


■三つ目は、各段階が100%リンクしていると仮定している点。
二番目とも重なるのですが平成16年調査結果図の下には丁寧に

注:各流通段階の仕入金額と販売金額には、本調査の対象以外との取引(例えば商社からの仕入や加工業者への販売など)も含まれることから、直接的には接続できない
10品目でも丸めるとこちらの解釈の方が無理がないような気が。


■四つ目は、地域・魚種ごとのばらつきを1つに丸めている点。
平成15年の旧調査を見ると、魚種やマーケットでそれなりの開きがありそうです。


タイトルも価格形成の「例」になっていますね。
話の叩き台として数字がないとなかなか議論しづらいことは分かるのですが、あまり無理矢理数字を作るとそれがひとり歩きする危惧はないでしょうか。


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